ヨガスタジオ ブルーコスモス@京都

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民族楽器ムビラ(Mbira)の響き

こんにちは。ヨガインストラクター竹内です。

楽器の響きって良いですね。 昨年(2015年)の秋、京都寺町通りの “民族楽器コイズミ”ムビラ(Mbira)という楽器に出会い 習い始めました。

ちなみにここは、ティンシャ・ティンシャケース・シンギングボールが購入できる貴重なお店です。http://www.koizumigakki.com/

これはムビラ教室の先生に 初心者が習う曲を演奏していただいたものです。 (…とはいえ、アレンジが加わっていますので 初心者には難しめです)

もともと楽器の演奏が好きなのですが、 なかなか現在の住宅事情では 思い切り楽器を演奏する…というのは難しく あきらめ気味のまま何年も過ごしていました。

電子ピアノも置いてあるのですが イヤホンをして弾くしかなく、 やはり何か違うのです。 楽器を弾きたい思いがあっても 遠ざかっていました。 でも、やはり音楽は欠かせない。 生の楽器の響きが恋しい!という思いがつのり 昨年“民族楽器コイズミ”に足を運んだのです。 その時偶然出会ったのがムビラです。

生まれて初めて見た楽器で 音色を聴くのももちろん初めてでした。「これどんな楽器ですか?」と目にとまり 演奏していただいたのです。どこか懐かしいような、見た目からは想像がつかない 明るく軽やかな音色。水滴がぽとんぽとんと落ちる音 (水琴窟のような)にも聞こえました。左手の親指と、右手の親指・人差し指しか 使ってないのですが そうとは思えない複雑なメロディー。できるかどうか分からないけれど… と体験教室を申し込んだのが始まりです。月に一度習いに行けるかどうか、ですが おうちで続いています。 私の気持ちにぴったりの楽器でした。

まず、手軽です。小さくて両手サイズなので場所をとらない。机の横にぽんと置いておいて 合間に手に取ることができます。音の大きさも住宅事情をあまり気にせず演奏できる程度(だと思います)。家族にも迷惑がられずそのことを 先生にお伝えしたところ「そうなんです。 住宅事情にやさしい楽器です。音色も案外迷惑がられません。」とのことでした。

小さな楽器ですが、響きは美しい。 生の楽器の良いところですね。体全体で響きを楽しむ感じ。これを求めていました。

曲を覚えることもピアノ等に比べたら易しい。4つのフレーズを繰り返し演奏する、というのが基本のスタイルなので 繰り返し弾いていると覚えられます。楽譜を開かずに、心のままに楽器を演奏する、のが憧れでしたのでそれもかないました。

西洋音階から離れている。私にとってこれも大きな魅力です。ドレミファソラシド…からなるメロディーではないのです。ムビラの音は 先祖の霊や精霊(スピリット)とコミュニケーションを取るための言葉のようなもの、という位置づけのようです。

とかく頭で考えがちな現代の生活の中で そういう枠組みとは違う世界に触れそこから感じられるものが何かとても大切なものに思えます。そもそもは楽譜というものはなく直接習うのが基本。受け継がれていくものなので、今回ご紹介した動画はムビラを紹介するためにさしさわりのないほんのやさしいものです。

先生にブログに掲載させていただくことをご了承いただき撮影させていただきました。 (ありがとうございましたm(__)m)

デメリットをあげるとすれば 左手の親指、右手の親指と人差し指の爪が削れることと 指先が固くなることでしょうか。

音にひかれるのは、ヨガを深めるうえでも 音の響きは大切なものだからです。体にとっても心にとっても、もっと奥深い何かにとっても。ムビラを習ってみたい…と思われた方、一緒に習いませんか? 現在のところとても少人数で 教えていただいています(^-^)

ムビラ以外にも色々な民族楽器がありますよ。私の中の未知の部分を開いてくれる 小さな楽器に感謝。